『ソニーの革命児たち』を読んだ
今週のお題「読書の秋」
ソニーの革命児たち―「プレイステーション」世界制覇を仕掛けた男たちの発想と行動
- 作者: 麻倉怜士
- 出版社/メーカー: IDGコミュニケーションズ
- 発売日: 1998/10
- メディア: 単行本
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20年前の本なので100円以下で買えますが当然100円以上の価値があった。別の本で久多良木さんを余りにもバッシングされていて非常に読後感が悪かった(プレステ3はなぜ失敗したのか、って本)のと、曲解も混じっていると思い、複数プレステ関連の本を最近読んでる。
本の前半は技術者としての久多良木さんのすごさが、後半マーケッターとしての佐藤さんのすごさが伝わる内容だった。世界的なプロダクトを作る人には執念や反骨精神があって、それを広める人には考えに考え抜かれたアイディアがあって、ああこういうくらい後悔のないほどの考え抜かれた仕事をしないとダメだなぁと思った。特に久多良木さんのことは以前から知っていたけど、20年前からゲームはマーケティングが大事と説いていた佐藤さんの先見性がすごいと思った。任天堂とソニーの共同開発のプロトタイプの写真もこの本で初めてみた。
読んだ今気になるのは任天堂がなんでソニーを切ってフィリップスと提携したのか、詳細に関してはこの本には書かれてなかったけど、任天堂サイドの人間模様に関して書かれている本があれば是非読んでみたい。